共働きにも通いやすい学校とは?

ご家庭により「共働きにも通いやすい学校」「親の負担が少ない学校」は違います。
先日「共働きにも通いやすい学校」「親の負担が少ない学校」はどこでしょうかという相談をいただきました。
しかしながら、ご相談者様毎にご家族の勤務時間、勤務曜日、有給は何日とれるのか、出勤時間、帰宅時間は全く違います。
また、私立校が自宅からの距離、方面、勤務先と同じ路線、逆路線等でも全く違うために簡単に返答できません。

1.ご両親の勤務時間等をお互い把握する

ご両親の
・勤務時間 
・勤務曜日 
・有給休暇
・出勤時間 
・帰宅時間
・特に忙しい月などあるか
・第三者の手助けがあるか(祖父母、親戚、シッター等)
をお互いに書き出してください。

2.各私立校の特徴を調べる

私立学校の
■下校時間に関する事
・下校時間:曜日、学年毎に違いあり
・アフタースクール:有無 時間 帰宅の決まり事など
■親が学校へ登校する日
・面談日:年何回 曜日 時間 その間に短縮授業になるか
・参観日:年何回 曜日 時間
・保護者会:年何回 曜日 時間 保護者会の間だ子どもはどこにいるのか
■学校の休日・短縮授業
・短縮授業
・長期休暇
・創立記念日等特別な休日
■その他
・給食
・学校独自の活動:親のボランティア活動、バザー等

3.最寄り駅通学途中に寄ることができる場所

・民間学童・公立学校の学童
・習いごと
・公立図書館など
その他として
・ベビーシッター・教育シッター等第三者に依頼すること

を調べて、ご家族の勤務状況からみて志望校に通う事が出来るのかを考えてくください。

4.学童は必要か?

ご相談を受けていてかなり驚いた事がありました。

フルタイムWMの方が塾で相談した際に「共働きなので、聖心と豊明の受験を塾の相談ですすめられた」と書いてきた方が複数いたことです。
もし、毎月何万も払って通っている塾が「フルタイムWMだから、学童がある学校」というお粗末な相談をしているのであれば、大変残念です。各ご家庭毎に勤務時間・曜日も違いますし、学童の運営方法も違います。
学校に学童が併設されていても(平日利用を想定して)以下の点についてご家庭の状況を考えよく調べてお考えください。

①午後5時以降は最寄り駅までは送迎が有りでも、それ以降は親のお迎えが決まりの所もあります。まず、午後5時まで学童で過ごしても、かなり混雑する電車で帰ることなります。

②それ以降時間は親のお迎えが必須となる所が多いため、自宅ー学校ー勤務先が同じ路線等で容易に通える位置にないと迎えは無理だと思います。

③学内学童を利用するよりも、同じ方面に帰宅する児童が多い通常下校時間に最寄り駅まで帰った方が安全だと感じます。

④そして、聖心と豊明は全く異なる校風の学校です、かつ同じ一日校です。
学童があるからという理由で受験を安易にすすめるのは、まったく高額費用を払っている塾が行う相談内容ではないと感じます

5.親の意識を変えてほしい

まず、相談者の方が「親の負担が少ない学校」目線で探すのでは無く、
「親が出来る範囲のお手伝いでも通える学校」はどこかに視点を変えて頂きたいです。
そして、ご相談者様に親の都合による「共働きにも通いやすい学校」だけで学校を選ぶのではなく、大切なお子さんが最低6年通う学校の校風・先生・学校の特徴ある教育など、お子さん目線を含めて学校を選んで頂ければと思います。

6.親が出来る範囲とは

単純に「共働きにも通いやすい学校」を探すのであれば、やはり公立が一番です。 
給食あり、学内学童あり、保護者会は土曜日、参観日も土曜日、短縮授業も少なめ、夏休みは私学と比べて短めです。
それでも、やはり私学をご希望であれば
・ご家族何日休みとれて、子どもの学校の予定に合わすことができるのかを考えてください。 
・在学中の保護者が見つかれば、必要な情報をもらってください。 
・学校の個別相談で聞いてください。
それらの情報を頂いてから、ご家庭で「この学校だと○日有給休暇をとればこなせる。」「この学校であれば下校時間が早い週1回水曜日だけ民間学童でこなせる」
「この学校だと夏休み開始が早いので民間学童を7月16日から利用する」など、親がシミューレションをすることがとても大事だと思います。

ただし、調べた学校に合格を頂けるとは限りません、しかしながら、学校研究をおこない、知っておくことは重要です。
中には、本当に殆ど学校に親が行く事が無い学校があります(超難関ですが)。 それを調べるのも親の仕事だと思います。

ご家庭により「共働きにも通いやすい学校」は違います。
ご両親のうちどちらかが、自営・士業等で比較的時間を調整しやすいのであれば、「共働きにも通いやすい学校」という視点が無くても、問題なく調整出来ると思います。
ご両親がやはり時間調整がしにくい勤務先の場合、お互いの勤務時間、有給休暇がどれぐらいとれるのかなど把握して、親が小学校生になった子どものためにできることを相談しておくことがとても大事だと思います。

例えば、一学期に7日程度有給休暇(午後だけ利用など)が使えないと、面談(1回)、参観(1回)、保護者会(2回)、短縮授業(学校による)、長期休暇開始が早い、ことから学校生活がこなせない私立学校の方が多いと思います。(大体の目安で記載しています。) 
それ以外にも親のボランティア活動などもあります。
中高の保護者と話をすると「(小学生の)今しか学校の手伝いはできないから、この小学生の時を楽しんで!」と言われました。 中高になれば、親が学校に行く機会、学校運営や子どもの活動の手伝いはなくなります。そのため、この短い小学生の6年間を大事に過ごしてほしいという事だと思います。

是非、「親の負担が少ない学校」目線で探すよりも、ご家庭毎のできるを考えて合う学校を探していただければと思います。

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