私立小 気になる倍率 どこが合格しやすい?

(更新2 2019年8月28日)倍率について

(更新1) 小学校受験の人気は附属・系列中学によって影響されるということは、なんとなく、皆さん感じていると思います。 子どもが年長の時にはとても忙しくていけなかったため、今年SAPIX 2018年度 中学入試分析会に参加し、中学受験の実態から小学校受験への影響を考察してみます。

(2018年3月)その前に、サピックスの方が「3倍を超える難しい試験になりました」と説明の中で言ってました。それを聞いてやはり、と思いました。実は、以前から倍率について、受験した方の合格、残念、補欠、また、お受験じょうほうさんのHPに記載される合格人数をみて、何倍から難しくなるなるのかを考えていました。(縁故などはのぞき、単純に数で考査します。

倍率について

1.志願者数と受験者数の違いについて

ご存じだと思いますが、念のため記載します。
・志願者数は願書を提出したお子さんの数。
・受験者数は実際に受験したお子さんの数です。

受験者数を公開していない学校が多々あるため、中学受験のように全ての学校の受験者倍率が分からない事が多いです。その為、内部の方からの話、受験終了した方の話、塾からの情報で、大体の受験者倍率をだしてみてください。

ご存じの事だと思いますが、志願者倍率はあてになりません。

併願受験が多いといわれる学校であれば、志願者は多くても、受験は欠席する方がある割合いて、とある学校では当日の試験は志願者の半分欠席ということも聞いたことがあります。

また、2回以上試験日程がある学校の場合(例:目黒星美、昭和女子、川村、稲花小等)、一つの願書で複数の試験日程に出願可能なため、志願者として延べ人数で計算されるため、多数の方が志願しているように見えている「志願者数」の学校もあります。

実例①:某女子校 (出典お受験じょうほう 2018年11月試験)
志願者数 335人
受験者数 非公開
合格者数 約80人程度
補欠 記載なし

実際の受験者から欠席者が約半分、内部進学者が約20人程度と計算、実際の外部募集人数(80-20=60人)は60人、合格者は辞退者がいるため1.5倍として90人正規合格として計算。
実際の外部からの受験者数は(335-20内部進学の方も含まれるため)/2=157人
外部試験の志願者倍率(予想)は約1.7倍となります。(補欠は記載なしのため考慮していません。)志願者倍率だと(予想外部のみ)315/60で約5倍になっています。

これまでヒアリングで聞いた内容に、予想して計算していますので参考程度にしてください。女子校は皆さん準備済みの方が受験しますので倍率だけでは測れませんが、難易度を考えるための一つとして見てください。

2.11月1日は(志願者・受験者)倍率は下がる

当たり前ですが、11月1日に試験がある学校の場合は倍率は低くなります。受験者が分散するからです。しかしながら、本気で準備をしてきたご家庭が第一志望を受けられる事が多いので、倍率が若干低めに見えても合格を頂くにはかなりの準備が必要だと思われます。一日校の場合募集人数以上の正規合格者がなく、補欠も少ない事があげられます。(学校により、補欠が二桁回る年も有りますが。)

11月1日校の例は女子校と一日のみ試験の共学校、その他11月1日から数日試験がある学校があります。志願者数は掲載されていても、受験者数が非公開にて実際の人数は受験された方からの口コミからしか解りません。

受験者は女子校の場合、午前だと大体志願者数の8〜9割受験、午後だと6〜7割程度みたいです。

3. 11月1日以外の併願校で(志願者・受験者)倍率は上がる

11月1日以外の日程で、併願校として倍率がとても上がる学校もあります。辞退者も多いと思いますが、それだけ人気があるのでやはり正規合格を頂くのは大変だと思います。

4.3倍から難しくなる

志願者数の発表はあっても実際に受験した、受験者数と実際の合格者数の公開が殆ど無く、推測でしかありませんが、大体の目安にしていただければと思います。 受験者100名で予想計算しました。

受験者倍率 受験者数 合格者数 補欠を含めた予想合格率
2 100 50 80%
3 100 33 49%
4 100 25 28%
5 100 20 22%
6 100 16 18%
7 100 14 16%
8 100 12 14%

(1)2倍程度は受験者の8割強合格できる

始めに、2倍をみてください。受験者/合格者2倍位と予想される学校は
①元々募集人数以上に合格者数がいることが多い。
②補欠も2桁回る。(一日校以外の場合です。又は近年WEB合格発表が多くなり、補欠はやめるか少なめで、多めの正規合格者と二次補欠などもききます。)

■例:募集人数50人で募集人数の2割多め(10人)の60人正規合格とします。
募集人数の2割にあたる10人補欠が全部回ると合計70人合格 7割合格となります。ただし、2倍程度の倍率の学校は合格者数が多いのが特徴ですので、募集人数の2割多め(10人)よりも4割多め予想(+20)人の方が現実的な数値だと思います。その為、募集人数50人+多い合格者数20人+補欠10人=80人合格 8割合格

実例②: 2018年度(2017年11月実施)
T小学校 女子募集が32人の小学校(女子募集人数40人、内部進学8名と想定、外部募集数の出典お受験じょうほう)

志願者数 143人
受験者数 105人
合格者数   51人
受験者倍率 2倍
補欠   非公開
<1>受験者/合格者は105/51ですので正規合格者の倍率は2.05倍。
予想外部受験倍率は 予想外部受験者数/合格者は97/43ですので約2.2倍
予想外部受験者数(105-8=97)97人、外部募集人数32人、外部合格者が(51-8=43人)43人
外部合格者は外部募集人数の約3.4割増しの43人でした。
<2>補欠人数は非公開ですが、12月1月にかなり回ったという事は聞いています。このことからも、元々51人合格に受験者の2割~3割(20人~30人)程度が補欠を受け取ったとしておそらく7~8割は合格をいただけたと予想します。
2018年度試験の実質倍率(補欠繰り上がり合格も含む)と約1.3倍程度と考えています。

ですので、もともと受験者/合格者が2倍程度であれば、がむしゃらに準備をしなくても、ある程度準備しておけば、合格はいただけるのではないかと予想します。ただし、私立小学校ですので、家庭の雰囲気と学校が会わなければ、合格はいただけません。逆に、入試のペーパー・体操・巧緻性等お子さん当日あまり出来なくても、お子さんや家庭の雰囲気、思考が学校にあえば、合格はいただけます。 

2019年度(2018年11月実施)試験結果が出ていましたので参考まで数値を記載します。
志願者数 164人
受験者数 117人(+12)
合格者数   41人(-7)
受験者倍率 2.6倍
補欠   非公開

(2)3倍から難しくなる

次に3倍を見てください。

合格者数33人、2割多めの39人正規合格として(33人+6人=39人)、補欠は10人回ると想定して49人合格 受験者の49%、ほぼ半分が合格
サピックスの話を思い出してみてください。「3倍超えると難しくなる」 
「なんだ半分も合格か〜」と思う方もいるかもしれませんが、例えば、一緒に塾でペーパーを受けていた隣のお子さんが残念ながら不合格、クラスの半分がいなくなるイメージです。ですので、受験者倍率が3倍程度と見込まれる学校の場合本気で準備が必要ではないでしょうか。

(3)4倍~8倍は難関になる

4倍以上になると正規合格者数は募集人数のみか、数名足した程度です。ただし、学校により補欠が募集人数の2割程度回るところもあるので実際は予想よりも多い人数が合格となることがある。

慶應幼稚舎は別ですが、他の有名難関校も毎年補欠が二桁うごくと受験当事者、内部の方から聞いています。 下の計算では補欠が募集人数(合格者数)の1割程度と少なめの予想計算しています。ですので、実際はもっと多い人数が合格されていると考えます。

4倍:25人合格+3人補欠で28人合格 28%
5倍:20人合格+2人補欠で22人合格 22%
6倍:16人合格+2人補欠で18人合格 18%
7倍:14人合格+2人補欠で16人合格 16%
8倍:12人合格+2人補欠で14人合格 14% 

5.倍率が低いから入りやすいか?

(1)全入は殆どない

倍率が低いから入りやすい、人気が無いということではありません。校風が家族にあっていると第一志望として受けられる方もいます。 それに、倍率が低くても、全入は殆どないときいております。

例:東京都のとある市にある学校の学校・入試説明会で先生が

「子どもに是非、これは入学のための試験だと伝えてください。遊びに来ているのではありません、来年一年生として先生の聞けるのか、団体生活ができるのかを見ています。」

おそらく、昨年の入試で相当ふざけたお子さんがいたのだと推測します。偏差値にとらわれない独自な学校運営をされている所で、ネット掲示板等で「塾不要」と書かれていますが、家庭で準備、若しくは家庭で十分な準備ができないのであれば、塾も利用して、親も子どもも小学校受験としての最低限の事は学んでから受験するべきではないかと、先生からの一言で理解しました。 こちらの学校の倍率は2倍はありません、ですが、もちろん全入ではありません

(2)神奈川校の場合

志願者数と受験者数がほぼ一緒で試験を放棄する方がいないのが神奈川校です。東京からの受験の方は練習受験の方もいて、合格頂いただいても手続きもせず辞退される方がいるため、学校側も何人に合格を出すべきか難しいのだと思います。 神奈川の難関と言われる女子校も募集人数よりかなり多めの合格者をだしているというのは聞いています。そのため、倍率は思ったほど高くない事があります。募集人数よりも合格者数は多く「辞退した」方もよく聞きます。 しかしながら、志願者数と受験者数が同じで多人数が受験しているため、やはりご縁頂けない人も実はそれなりにいるのが神奈川校の特徴かもしれません。
学校によりますが、特に都内の場合、遠いと(練習)と学校に判断され、あっさり不合格、良くても補欠だったと多くの方から聞いています。

最後に:あくまでも5-6歳の子どもの試験です、小学校受験は倍率だけでははかれない事が沢山あります。今回の数値の考察はあくまでも参考程度にしていただければと思います。

小学校受験 女子の方が難しい②女子の方が倍率が低い学校について書いております。参考になれば。

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