3.附属中学の人気が影響する小学校受験③ 埼玉校
(1)サピックスで名前があがり始めた首都圏の私立中学校
SAPIX 2018年度 中学入試分析会で附属小学校があり、名前が記載されていた学校(早慶除く)について書いていきます。
まず、「共学化して、大胆な改革を行い、短期間で人気校の一角を占めるまでになった・・・」(出典:2018中学受験ドキュメント サピックス小学部)のは、東京と神奈川の3校について記載がありました。
東京
・東京都市大学等々力中学校 東京都市大学付属小学校(小学校からの内進生11名)
・宝仙学園中学校(共学部理数インター) 宝仙学園小学校(小学校からの内進生 非公表)
神奈川
・青山学院横浜英和中学校 横浜英和小学校 (小学校からの内進生50名)
埼玉(埼玉県は入試日程が神奈川・東京よりも早く1月です。そのため、別の項目で、埼玉の進学校としてのSAPIXでは記載がありました。)
・栄東中学校 さとえ学園 (小学校からの内進生26名)
・西武文理学園中学校 西武文理小学校(小学校からの内進生71名)
・開智中学校 開智小学校(小学校からの内進生 総合部69名)
・淑徳与野中学 淑徳小学校(東京板橋区 小学校からの内進生記載なし)
・立教新座中学校 立教(小学校からの内進生55名)
(小学校からの内進の出典:四谷大塚中学案内)
(2)埼玉小学校受験の特徴
自分が受験の時はとても、埼玉校まで学校研究ができず、勉強不足でした。当時知っていたのは、
1.埼玉の小学校は施設が良い(東京から離れるほど学校の施設が良い)
2 入学金の延納ができる(早い埼玉独自の手続き)例:西武文理 30000円の延納手続金を支払うことで、手続き(入学金25万円)を納めるのを延期する
だけでした。
自分が受験当時、なぜわざわざ東京都に在住で、埼玉校を受験するのかさっぱりわかりませんでしたが、段々理解できました。 以下6つの点が挙げられると思います。
(3)埼玉校の利点
1.東京都でも板橋区、練馬区、北区、小金井市、国分寺市、など埼玉へのアクセスが良い地域なら、逆通学になり電車は空いて子どもの通学負担が少ない
2.附属・系列中学が有名進学校 栄東 東大Ⅰはサピックス偏差値で58、開智 先進特特で51
3.施設の良さ
4.受験日程が9月からと早い 11月1日の前に練習が出来る
5.入学金が延納できるため 東京校を受けてから進学をきめることができる。
6.小学校はそれほど入試倍率は高くなく、内容もペーパー、体操、巧緻性、行動観察とバランスがよい
確かに、念入りに準備したていたご家族が、さとえ学園や西武文理を東京校の前に受験されていました。
納得しました。日程が早く、もし通える範囲であれば、東京校よりも早い9月や10月に試験ができますし、とても合理的だと思います。
参考になれば幸いです。